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あわれなエディの大災難

フィリップ・アーダー 著/こだまともこ 訳/デイヴィッド・ロバーツ
あわれなエディの大災難
  定価(本体1,200円+税)
判型: 四六判
ページ数: 200頁
ISBN: 978-4-7515-1894-6
NDC: 933
初版: 2003年10月
対象: 小学校中学年〜
品切れ
両親が恐ろしい伝染病<シャリカサ病>におかされたため、はじめて会った大おじさんの家「オソロシ屋敷」へ行くことになったあわれなエディ。いそいそと迎えの馬車に乗りこむと、そこには奇妙な先客が…。19世紀のイギリスを舞台にくり広げられるおかしなおかしな物語。ヘンテコな人々に翻弄されるまじめな少年、エディの運命やいかに…!?

奇妙な登場人物たち
エディ イッテル・ジャックおじさん イッテルモードおばさん
エディ イッテル・ジャックおじさん イッテル・モードおばさん
エドモンド・ディケンズ。この本の主人公。小さな紳士になるための教育を受けてきた、おぎょうぎのよい少年。11歳。
エディのお父さんのおじさん。オソロシ屋敷のあるじ。とてつもなく背が高く、とてつもなくやせている。
ジャックおじさんの妻。
剥製(はくせい)のオコジョをこよなく愛す。
挿絵 挿絵

〜 も く じ 〜
第1幕 シャリカサ病
エディ・ディケンズが、ひとり旅立つことになったわけ
第2幕 さらにイッてるモードおばさん
エディ、マルコムに会う……いや、サリーだったっけ?
第3幕 パンブルスヌーク親方
エディ、ハンカチにうっとりする
第4幕 またまた馬車の旅のつづき
モードおばさんの頭が、もっとイッちゃった
第5幕 ガーン! ときた
見知らぬひげ面、じつはあの……
第6幕 聖ブルブル孤児院
ガチョウ、ローマを救う
第7幕 脱出!
やっとまた、あわれなエディの話にもどる
第8幕 役者になるには
チョコレートだと思ったのは、ネズミの糞だったのかも
第9幕 ひどい誤解
きみとぼくが中国全土を治める皇后……らしき人物に出会う
第10幕 な、な、なんてひどいことが!
ああ、外に出たいとエディは思った
第11幕 とうとう落ち着いたのは
終わりよければすべてよし……といけばいいんだけどね
訳者あとがき

【著者紹介】
作者:フィリップ・アーダー(Philip Ardagh)
1961年生まれ。2歳半のときから、さまざまな学校に通う。約10年前から作家活動をはじめ、約60冊の作品を出版している。イギリスの海辺の町に、妻、二匹の猫とともに暮らす。好きなことは歴史と、考古学。大英博物館で、子ども向けの講座の講師を務める。邦訳された本に『ヒエログリフを書こう!』(翔泳社)がある。
画家:デイヴィッド・ロバーツ(David Roberts)
1970年、イギリスのリバプールで生まれる。
学校を卒業したあと、ファッションデザインを学び、香港でファッション・イラストレーターとして活躍する。その後、イギリスへもどり、子どもの本の仕事をはじめる。『フランキー・シュタインのロボット』でマザーグース賞候補にあげられる。ロバーツが絵を描いた本で邦訳されたものに『ブタをけっとばした少年』(新潮社)がある。
訳者:こだまともこ
東京生まれ。早稲田大学文学部卒業。
出版社勤務を経て、児童文学の創作および翻訳をはじめる。著書に『3じのおちゃにきてください』(福音館書店)、訳書に『レモネードを作ろう』(徳間書店)、『おばあちゃんはハーレーにのって』(偕成社)、『いつもお兄ちゃんがいた』(講談社)、『読む力を育てる マーガレット・ミークの読書教育論』(柏書房)など。


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