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本の詳細
小学生までに読んでおきたい文学

⑥すごい話

松田哲夫
⑥すごい話
  定価(本体1,800円+税)
判型: A5変型判
サイズ: 21.0×13.5cm
ページ数: 256頁
ISBN: 978-4-7515-2746-7
NDC: 908
初版: 2013年10月
対象: 小学校高学年〜
品切れ
【収録作品】全16編

グリム 「ねずみと小鳥とソーセージ」
広津和郎 「ある夜」
サローヤン 「冬を越したハチドリ」
蒲松齢 「宅妖/小官人」
小泉八雲 「ちんちん小袴」
ブラックウッド 「小鬼のコレクション」
上田秋成 「夢応の鯉魚」
芥川龍之介 「杜子春」
E・ハミルトン 「追放者」
ポー 「ヴァルドマル氏の病症の真相」
岡本綺堂 「蛇精」
小熊秀雄 「お月さまと馬賊」
マーク・トウェイン 「山彦」
チェーホフ 「かけ」
E・M・フォースター 「岩」
ブッツァーティ 「コロンブレ」

【推薦文】

 「すごい!」という言葉にはたくさんの感情がつまっています。カッコいーい。偉いなあ。驚いた。信じられない。賢いな。面白い。でっかい。きれい……。「すごい!」が口から飛び出すと、なぜか胸は高鳴り、体温が上がり、無性に嬉しくなってきて、そしてあなたの頭の中でさまざまな空想がグルグル回り始めることでしょう。

 この本に収録されているそれぞれの物語を読み終わったあと、「すごーい」とつぶやき、それからお風呂に入り、あるいはお手洗いに行って、一人静かにボオーッと、今、読んだ物語について考えてみてください。台所で料理を作るお母さんの傍らに立ち、ソーセージの焼き上がるのを待ちながら、あるいは三日月の夜、空を見上げながら杜子春の心持ちに思いを馳せながら……。まもなく、あら不思議。きっと物語の続きが、今度はあなた自身が登場する新しい物語があらあらあらと、生まれてくるはずです。そしてその物語こそ、あなたにとって格別の、大人になっても忘れられない「すごい話」になるはずです。

〔阿川佐和子〕

【書評】    
メディア名 日付 コメントなど
東京新聞 2014年5月8日 “子どもたちが文学や物語に親しみ、楽しんでいく最初の一歩になってほしい(編者・松田哲夫)”
聖教新聞 2014年4月9日 松田哲夫さんのインタビューが掲載されました。


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