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定価(本体1,400円+税) |
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サイズ: |
29.7×22.9cm |
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ページ数: |
32頁 |
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ISBN: |
978-4-7515-2840-2 |
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NDC: |
933 |
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初版: |
2018年8月 |
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対象: |
小学校低学年〜 |
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かあさんが仕事で出張にでかけた日、スタンリーは火星へと飛び立ちました。 すると、入れかわりにやってきたのは、スタンリーによく似た小さな火星人。 にいさんのウィルに「弟のスタンリーにそっくりなんだけどな」といわれても、「ボクはスタンリーじゃない。カセイジンだ」といいはります。
地球の調査のためにやってきたというこの火星人、いつもヘルメットをかぶっていて、手は洗わないし、お風呂にも入りません。そのうえ、学校では親友のジョシュをつきとばして、泣かせてしまいます。 そんな一日が終わり、かあさんが帰ってくると、火星人は……?
母親がいない日を、空想の力でなんとかやり過ごそうとする男の子と、それをやさしく見守る家族の姿が、あたたかく描かれている絵本です。
【ブックコメンテーターからの一言】 新しい時代に必要な児童文学です。
母がいない寂しさを乗り越えるためにスタンリーには火星人になることが必要だったわけですが、スタンリーは課題に対して自分で乗り越える方法を考え、実践し、多少の困難があってもやり通せたといえます。
そして、寂しいのを我慢しなさいと片付けるのは簡単ですが、大人が考えつかないようなユニークな方法で課題を解決しようとしたスタンリーを、自由にさせてあげた周囲の態度は、まさにこれからの教育を象徴しているように思います。AI時代に必要な、クリエイティブな解決方法をはぐくめるのではないでしょうか。
また「おかあさんが仕事で働きに行く」という設定もこれからは必要だと思いました。 昔の児童文学は、たいていおかあさんは家で仕事をしているので、このような新しい時代を反映した児童文学が読まれていくことはとても大事だと思います。
大人にも子どもにも広く読まれてほしいです。(書評ブロガー西川直子氏) |
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【書評】 |
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メディア名 |
日付 |
コメントなど |
京都新聞 |
2019年2月3日 |
「絵本からの招待状」で紹介されました。 “仕方がないのはわかっていても、心はそれを受け入れられなくて、どうしていいか困ってしまう。子どものそんな気持ちを描いた絵本” |
産経新聞 |
2018年9月16日 |
“母親の不在に切ない思いを抱く年頃の少年と、家族の愛情を描く。ほのぼの、じんわりと胸が熱くなる。” |
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