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定価(本体1,300円+税) |
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判型: |
四六判 |
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ページ数: |
144頁 |
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ISBN: |
978-4-7515-2867-9 |
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NDC: |
953 |
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初版: |
2017年3月 |
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対象: |
中学生 |
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フランスからやってきた、さわやかなYA小説です。 元気な子は、ちょっとふざけて意味もなくダッシュする、なんてことしますよね。 ありふれた月曜日、トニーとアントワーヌも、ただ3つ数えて走りだします。 最初はすぐにやめて、いつものように学校へ向かうつもりでした。 それがだんだんやめられなくなり、1週間かけてとんでもない距離を走破し、二人は「時の人」となります。 その長い長いレースの顛末について、アントワーヌが語りはじめるのですが……。 生まれてはじめての「自由」を満喫していた二人も、永遠に走り続けるわけにはいかないことは、わかっていました。 でも、このまま家に帰れば、またもとの暮らしにもどるだけ。 実は、二人は、13歳の少年にはどうすることもできない問題をそれぞれ抱えていたのです。 そんな「大人の事情」を打破し、ヒーローとして帰還するための方策とは……? 移民問題と虐待。自由と人権。そして、「大人」になること。 重くなりがちなテーマを扱いながら、ポップな文体で、あざやかにフランスの「いま」を届けるニューウェイブYA。 はじける疾走感に、144ページとほどよいボリュームですので、読書初心者にもおすすめです。 |
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