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定価(本体3,500円+税) |
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判型: |
B5判 |
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ページ数: |
80頁 |
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ISBN: |
978-4-7515-3098-6 |
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NDC: |
910 |
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初版: |
2022年12月 |
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対象: |
小学校高学年 |
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現代活躍する日本の文学者を、大きな肖像写真と共にコンパクトに紹介する現代文学入門書です。
【現代作家編】大岡昇平/安部公房/石垣りん/田村隆一/星新一/向田邦子/新川和江/谷川俊太郎/大江健三郎/杉みき子/あまんきみこ/安房直子/工藤直子/立松和平/村上春樹/小川洋子/重松清/江國香織
〈編者前書き〉 『日本の文学者18人の肖像 現代作家編』をおとどけします。先に刊行した『日本の文学者36人の肖像』上下巻につづく三冊めです。この18人は、太平洋戦争後から今日までの現代文学を代表する作家や詩人たちです。 18人の文学者の顔やすがたを大きく写し出した写真を掲載しました。それぞれ印象的な一枚です。写真は、何かの記念にといった、いきさつがあって、ある日、撮影されたものです。写真をとられた時間は、人生のなかの、ほんの一瞬といえるでしょう。それでも、一枚の肖像写真から、その人の人生も文学も、生きた時代の空気さえも感じとれるのですから不思議です。 先の上下巻の36人は、もうみな亡くなった人たちですが、『現代作家編』の18人の半数は、いま、まさに作品を書いている方たちです。肖像写真の反対のページには、文学者の略年譜をかかげました。読者のみなさんは、現役の文学者たちについては、自分自身の生まれた年が、その作家や詩人のどういう時期にあたっているのか確かめてみてください。あるときからあと、読者と文学者たちは、同じ時代を生きていることになります。同じ時代を生きている文学者が、どんな人生をおくりながら、どんな作品を書いたのか、年譜から、それも読みとれるはずです。 別のページに、文学者の代表作の一節を紹介しました。代表作の発表はいつか、これも、年譜にあたってください。肖像写真の撮影の時期がはっきりしている場合は、代表作の発表が写真より前なのか、あとなのかも確認してみましょう。代表作と年譜と写真を照らし合わせながら読んでいくうちに、文学者がどのように生きて書いたのかがわかってきます。紹介した代表作を中心とする「作品解説」も読んでください。 18人の多くは、小中学校や高等学校の国語科の教科書にも作品がのっている作家や詩人です。教科書で読んで好きになった作品があったら、その作者のページを開いて肖像写真や代表作に出会ってください。「作品解説」には、そのほかの作品のことも記されていますし、横書きのコラムにも文学者に関するいろいろなことが書かれています。 『現代作家編』をあわせて、『日本の文学者54人の肖像』全三巻は、みなさんの読書をより楽しく、豊かにする手引きです。活用してください。 おしまいに、貴重な写真を提供してくださった方がたにお礼を申し上げます。 宮川健郎 |
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